J1の舞台で一戦ごとに試行錯誤しながら成長、経験を重ねるV・ファーレン長崎

2018年3月10日(土)に行われた明治安田生命J1リーグ 第3節 V・ファーレン長崎 vs 浦和レッズ戦。後半に浦和に追いつかれて1-1の引き分けに終わり、公式戦未だ未勝利とJ1で勝つことの難しさを痛感する結果とはなったが、運営面においては先週(3日)に行われたホーム開幕戦(vs サガン鳥栖)より進歩している点が多々見られた。

J1初となったホーム開幕戦では、新商品や限定商品の販売に多くのファン・サポーターが列を作り、購入までに長時間掛かっていたグッズ売り場の問題を、わずか1週間のうちに改善策を講じてきた。
これまでは自分でグッズを手に取ってレジに並んでいたが、サンプルコーナーで実物を確認し、欲しい商品は注文カードを取って、レジにて清算するという流れに変化。また、グッズ売り場に並んでいる間には販売グッズの一覧メニューが渡され、事前に確認することができるように。まるで飲食店や家電量販店が合わさったかのような購入方法となり、これによって列に並んでいる間の不満も減少し、購入も以前よりスムーズに行えるようになった。

動線があいまいとなっていたスタジアム入場の際の列には、チケット座種別に最後尾を示すプラカードをスタッフが掲げて対応。人気のスタグルにも最後尾を示すプラカードが掲げられるようになり、この行列が何に並んでいる列なのかが分かりやすくなった。
スタジアム周辺の交通渋滞も、ネットやメディアを通じて交通手段やアクセス情報を徹底的に周知することで、渋滞や駐車場問題も徐々にではあるが改善の方向に向かっている。

まだまだ課題があることは確かだが、試合の数時間前から試合後まで楽しく過ごせる快適なスタジアムづくりに向け、一つひとつ試行錯誤しながら前進しているV・ファーレン長崎。
V・ファーレン長崎となって14年目を迎え、長崎市に専用スタジアム建設構想のニュースが出るなど、サッカー観戦のアミューズメント化・長崎から世界へ向けた構想など、新たな動きも活発になってきている。
選手も初めはJ1の個のレベルの高さに慣れない部分もあったが、徐々に個々人の特長あるプレーも表れるようになった。強豪相手にも物怖じせず立ち向かう姿勢を見せており、J1での初勝利もいずれ近いうちに訪れると信じ、待ち続けたい。